アルプスパンチ!なついろパンチ!発売開始。
解像度のいらない世界へ。
2022.07.04
今年のCP+で発表以来各方面で話題となり、ご好評いただいているパンチ!シリーズ。
写真家の鈴木さや香さんとマルミが共同開発した、これまでにない全く新しいフィルターです。
アルプスパンチ!、なついろパンチ!は、肉眼で見ている世界とは別の世界を作る、記憶の中にある心の画像を写す、そんなコンセプトのもと、マルミ独自のソフトフィルターを2枚使用し、解像度を大胆に落とした、強い滲みと優しい描写と、個性的な色表現が特徴の製品です。
アルプスパンチ!は、マゼンタ色に強く反射する特殊なコーティング(Vコート)が特徴です。
このコーティングは、2枚のガラスの表裏、合計4面に施しています。これにより、緑や暖色系の色味を強調し、マゼンタ色のゴーストを出やすくしています。またこの2枚は一定の空間を設けて枠内に配置しているので、ガラスの内面反射によるゴースト・フレアや、パープルフリンジに似た効果も得られるように工夫しています。
広角レンズに使用した場合には、光の入射角依存性によって、あたかもオールドレンズで撮ったかのような、周辺減光に似た面白い効果も出ます。
アルプスパンチ!は、被写体や、光の角度や向き、撮影する時間帯などによって見え方ががらりと変わります。撮影する位置を変えたり、絞りを変えたり、ホワイトバランスを積極的に調整してみてください。
色味の出方はカメラメーカーやカメラによっても変わりますが、一例をご紹介します。
・オートで撮影の場合にはやや青緑っぽい色味となります。
・太陽マーク、もしくは5000Kの場合には 緑が強く出ます。
・日陰マーク、もしくは7500Kほどの場合には 橙と緑が強く出ます。
・・・・・アルプスパンチの特徴・・・・・・
#強い滲みで線や光が はっきりと像として写らない。
#みどりの色味がぽってりと 全体にのっかる。
#もともとみどりだった部分の 発色がよくなる
#赤の発色もよくなる
#マゼンタ色のフレアがでる (わざと)
#WBを変えることで色味が大きく変わる
#解像度がおちて記憶の中のよう に撮れる
アルプスパンチのどこか懐かしいような色味の世界は、
頭の中で思い浮かべるようなふわっとした解像度のいらないイメージです。
さまざまなシーンにおいてどんな表現になるのかが楽しみなフィルターです。
なついろパンチ!は、特殊な透過率特性を持つ色ガラスを使って青味を強調するのが特徴です。この色ガラスをソフトフィルターで上下に挟んでいますから、なついろパンチ!はなんと3枚のガラスで構成されているのです。
ガラスを重ねているため、ガラス平面の微妙な凹凸により虹色がフィルター上に見えることがありますが、これは干渉縞という現象で、撮影には全く影響はありません。
ゴーストやフレアをお楽しみいただけるように、3枚のガラスには敢えて反射防止コーティングを施していません。アルプスパンチ!とは一味違う、ガラス本来のゴーストやフレアをお楽しみください。
なついろパンチ!は、白く抜けてしまいがちな夏空のブルーや白い雲を、逆光でもしっかり表現してくれます。撮影した画像は全体的に青色基調になるので、写真全体の色味のバランスや、被写体、光の角度、撮影する時間帯などによって、ホワイトバランスを大胆に調整してみて下さい。
色味の出方はカメラメーカーやカメラによっても変わりますが、一例をご紹介します。
・オートで撮影の場合にはやや青っぽい色味となります。
・太陽マーク、もしくは5000Kの場合には 水色が強く出ます。
・日陰マーク、もしくは7500Kほどの場合には シアンの色味が強く出ます。
・・・・・なついろパンチの特徴・・・・・・
#強い滲みで線や光が はっきりと像として写らない。
#濃い水色の色味がぼってりと 全体にのっかる。
#白い空や雲の部分の密度が増すので 写真に無駄な余白がなくなる
#爽やかな色で表現きるので暑苦しさが ない
#暖色で柔らかい色のフレアがでる (わざと)
#WBを変えることで色味が大きく変わる
#解像度がおちて記憶の中のよう に撮れる
なついろパンチの「なついろ」には二つの意味があります。
「夏色」と「なつかしい色」。
さまざまなシーンにおいてどんな表現になるのかが楽しみなフィルターです。
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鈴木さや香 SUZUKI SAYAKA
写真家・写真と暮らし研究所 代表理事・Atelier Piccolo店主
https://www.info-atelierpiccolo.com/
東京造形大学環境造形学部卒業。映像演出家 葉方丹氏、写真家 山岸伸氏 に師事し2012年独立。
広告写真を撮る一方で、作品を発表し、日常で空白になってしまう記憶に、やわらかく焦点をあてた写真作品の展示を多く開催している。また写真プリントを暮らしに溶け込ませる独自の活動を行うため、2017年一般社団法人写真と暮らし研究所を立ち上げる。
近著に「日常写真を楽しむノートブック/インプレスブック」がある。
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46ミリ、49ミリ、52ミリ、55ミリ、58ミリ、67ミリの6サイズをご用意しました。