MARUMI|マルミ光機株式会社

FILTER ABC

フィルターの使い方や選び方など、プロ並みの写真が撮れるコツを教えるゾ。

SQUARE(角型フィルター)

角型フィルターとは

マルミの角型フィルターは、ガラスがむき出しの一般的なガラス単板フィルターと異なり、撮影フィールドでの操作性を第一に考え設計されたマグネットフレームで周囲を囲っています。このマグネットフレームにより、フィルター交換や位置決めも素早く行え、フィルターを素手で持つ必要もありません。仮に素手で触れても指紋が気にならないなど、ストレスのない機能性を備えています。

SQUARE(角型フィルター)

角型フィルターの選び方①

マルミの角型フィルターは、100×150 グラデーションND(GND)と100×100 NDの大きく2つのフィルターがあります。

グラデーションND(GND)

角型ND

角型フィルターの選び方②

風景の構図や空と地面の境目に応じて、3種類のグラデーションNDからお選びいただけます。マグネット式ですので、位置の調整もスムーズで、100×100NDとの重ね付けも簡単です。

SOFT GND4/GND8/GND16

  • SOFT GND4/GND8/GND16

  • SOFT GNDフィルターを使用した作例

SOFT GNDフィルターは、減光されるND部分と透明部分の境目がなだらかなフィルターで、明暗差の境界線が水平線のように直線ではっきり分割されておらず、山や木々などの凹凸が分割される構図に適しています。

HARD GND4/GND8/GND16

  • HARD GND4/GND8/GND16

  • HARD GNDフィルターを使用した作例

HARD GNDフィルターは、減光されるND部分と透明部分の境目のグラデーションが狭いフィルターで、空と地面など、明暗の境界線が地平線や水平線などのが直線ではっきりと分かれた構図に適しています。

REVERSE GND4/GND8/GND16

  • REVERSE GND4/GND8/GND16

  • REVERSE GNDフィルターを使用した作例

REVERSE GNDフィルターは、NDの立ち上がりは、HARDと同じですが、NDの濃度が上部に向けて少しずつ薄くなってゆくフィルターで、朝日や夕日など輝度が強い光源がある構図に適しています。

CENTER GND4/GND8/GND16

  • CENTER GND4/GND8/GND16

  • CENTER GNDフィルターを使用した作例

Center GNDフィルターは、減光するNDコートがフィルター中央部の狭い範囲に直線的に施されたフィルターです。日の出や夕日の撮影のほか、部分的に明度の高い箇所の部分補正にも使えます。

角型フィルターの選び方③

100×100NDフィルターは、ニュートラル性が極めて高く、色彩に影響を与えることなく光量だけを減少させる高精度なNDフィルターです。白トビ防止のほか、日中のスローシャッター撮影を可能にする高濃度NDを含む9タイプからお選びいただけます。マグネット式ですから、ケラレを気にせずに簡単に動かすことができます。

角型ND

マルミのマグネットホルダーシステム

撮影フィールドで操作性を第一に考え設計されたマルミの角型フィルターは、マグネットホルダーを使うことで、ND、グラデーションND、CPL、StarScapeなどを簡単に素早く組み合わせて使うことができます。

角型フィルターのシステム

角型フィルターの使い方①

まずはじめに、マグネットホルダーをレンズに取り付けます。M100専用のC-PLフィルターやStarScapeなど(別売)を付ける場合は、初めにホルダーリングにフィルターを装着して使用します。

  • step 1

    C-PLフィルター(別売)をホルダーリングに装着します。ホルダーリングはC-PLを装着しなくてもお使いいただけます。

  • step 2

    ホルダーリングをレンズに装着します。ホルダーリングはC-PL操作用の二重枠となっていますので、固定枠を持って装着してください。

  • step 3

    M100ホルダーをホルダー下部より取り付けます。裏面のホルダー固定用ネジ(2ヶ所)はあらかじめ緩めておきます。

  • step 4

    裏面両サイドにあるホルダー固定用ネジ(2ヶ所)でホルダーとホルダーリングを連結して固定します。

  • step 5

    マグネットアタッチメントホルダーの前部側面に沿って角型フィルターを取り付けます。M100ホルダーは角型フィルター3枚まで重ね付けする事が出来ます。

  • step 6

    角型フィルターを2枚以上装着した時に上下方向のズレや滑落防止を補助するネジになります。
    ※フィルター面を押したり振動を加えますと、フィルターが外れ落下する可能性がございますのでご注意下さい。

角型フィルターの使い方②

フィルターを重ね付けする場合、通常はグラデーションNDを先に付け外側に濃いNDを取り付けます。
撮影環境により重ねる順番は異なる場合があります。

角型フィルターの使い方②

マルミのマグネットホルダーシステムは、着脱が簡単で、なおかつGNDの位置調整やピント合わせなど構図が取り易く、濃度の異なる数種類のNDフィルターやグラデーションNDの重ね付けも素早く容易に行うことができます。

角型フィルターの使い方③

  • 角型フィルターの使い方③

M100ホルダー専用のC-PLで、不要な反射光を抑え、色彩コントラストを強調しよりプロフェッショナルな風景写真を撮ることができます。
マグネットホルダーM100付属の二重枠構造となっているホルダーリングへ装着すると、ホルダーを使用しなくてもサーキュラーPL for M100単独で撮影する事ができます。
また、100×150 GNDや100×100 NDを併用しても、構造上ケラレる事なく撮影でき、組み合わせ次第で多種多様な表現が広がります。

角型フィルターの使い方④

  • 角型フィルターの使い方④

StarScapeは、星景・夜景撮影に適した最新の光害カットフィルターです。M100専用フィルターとして、StarScape for M100をご用意しています。
マグネットホルダーM100付属の二重枠構造となっているホルダーリングへ装着すると、ホルダーを使用しなくてもStarScape for M100単独で撮影する事ができます。
また、100×150 GNDと併用することで、多種多様な表現が広がります。

装着イメージ

装着イメージ

※82/77/72㎜のフィルター径レンズはホルダーに付属してるホルダーリングがお使いいただけます。また、上記以外のフィルター径レンズをお使いの場合は、別売りで58/62/67㎜のホルダーリングをご用意しています。

XF8-16mm F2.8専用マグネットホルダー

XF8-16mm F2.8専用マグネットホルダー

マルミでは、富士フイルムの超広角ズームレンズ、XF8-16mm F2.8R LM WR専用のマグネットホルダーをラインナップしています。
XF8-16mmで、100×150GND、100×100NDをご使用いただけます。
マグネットフィルターをお使いいただいて、レンズの持つポテンシャルを存分に引き出してください。

 

8mm フィルター無し

XF8-16mm F2.8専用マグネットホルダー

 

 

8mm  SOFT GND8 使用

XF8-16mm F2.8専用マグネットホルダー

 

※超広角域においてはケラレが生じやすくなりますので、フィルターの重ね付けは2枚までとし、フィルターをなるべく傾けず垂直に保ちながらお使いください。
※CPL for M100、StarScape for M100は、構造上取付けできません。
※価格:オープン価格
※JANコード:731515

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

マグネットホルダーM100システムの最大の特徴は、CPLを付けたまま、100×150 GNDフィルターや、100×100 NDフィルターをケラレなく素早く脱着交換できることです。光を縦横無尽にコントロールして、様々な表現を存分にお楽しみください。
ここでは、CPL+GNC+NDを使った作例をお見せしながら、実践的な撮影術をシミュレートしてみましょう。

 

CPLのみ使用

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

CPL for M100のみ使用して撮影しました。青空と雲のコントラストがはっきりしましたが、青空に露出を合わせているので地面が暗く沈んでしましました。

 

CPL + ハードGND8

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

そこで、GNDを使って全体の露出バランスを整えます。明暗部の境界が比較的真っすぐなのでハードGNDを使います。GNDのグラデーション部分を地平線に合わせND部分が空を覆うように装着します。空と地面の露出のバランスを見ながらGND4,8,16と素早く交換しながら最適な濃度を選びます。今回はGND8がちょうど良い濃度でした。

 

CPL + ハードGND8 + 100×100 ND4000

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

さらに、100×100 ND4000をGNDに重ね付けして、スローシャッターで雲に動きを加えてみます。適正なシャッタースピードは、ND4000を付ける前の露出計のシャッタースピードを4000倍することで求めます。ND4000を付ける前は1/30″でしたので、1/30 × 4000 ≒ 120″ がほぼ適正な露出です。カメラをバルブモードに設定し、ゴーストを防ぐためしっかりハレ切りをしたうえで、120秒間シャッターを開けます。日中の長時間撮影において、ハレ切りをしてもゴーストが気になる場合は、GNDとNDの順番を逆にしてみてください。

角型実践撮影術② CPL+GND+GND

ここでは、GNDの重ね付けを使った撮影を、実践的にシミュレートしてみましょう。

 

CPLのみ使用

角型実践撮影術② CPL+GND+GND

画面中央のカラマツ林を生かしたいので、マニュアル露出モードでカラマツ林に露出を合わせます。半逆光のシーンですが、カラマツの葉や地面のクマザサ、ススキの反射によるギラつきはCPLでカットできますから、反射をカットしてより鮮やかで印象的な色合いにしておきます。
このままではカラマツ林以外は露出オーバーですから、GNDを使って手当てしましょう。

 

CPL+ハードGND8

角型実践撮影術② CPL+GND+GND

まずは、カラマツ林の手前の明度を下げます。カラマツ林の根元にハードGNDの境目が来るように、フィルターを上下逆にして撮りつけます。背面モニターで確認しながら、GND4,8,16と素早く脱着交換して、最も適切な濃度になるような濃度を決めます。この場合ではND8が最適な濃度でした。ここでホルダーのフィルター固定ネジを使ってハードGND8の位置を固定します。構図によってソフト、ハード、リバースのどれを使っていただいてもOKです。この段階ではまだカラマツの奥が露出オーバーです。

 

CPL+ハードGND8+センターGND8

角型実践撮影術② CPL+GND+GND

仕上げにセンターGNDを使います。カラマツ林の奥の空を覆うようにしてハードGNDの上に重ね付けします。背面モニターで確認しながら、GND4,8,16と素早く脱着交換して、最も適切なGNDの濃度を決めます。この場合ではND8が最適な濃度でした。こうすることで、空と街並みの階調も落ち着きました。
なお画面下の明度が落ちていますが、これはGNDフィルターを重ね付けしたことで全体的に光量が若干落ちたためです。レンズの周辺減光に似たような効果が却って画面を引き締めてくれました。

角型実践撮影術③ StarScape+GND

ここでは、天の川と街の夜景を、StarScapeとGNDを使って撮影する実践的シミュレーションをします。

 

StarScapeのみ使用

角型実践撮影術③ StarScape+GND

StarScape for M100を使って、天の川と街灯りを一緒に撮ってみました。天の川は街灯りや夜景に比べるとはるかに暗く、明暗差が大き過ぎるので一緒に写すことはできません。ご覧の通り、街灯りは盛大に露出オーバーです。白トビしているのでRaw現像しても階調を戻すのは厳しいでしょう。
ところが、GNDを一緒に使うと話は別です。

 

StarScape+センターGND8

角型実践撮影術③ StarScape+GND

センターGNDを、明度の高い街灯りの部分がND部で覆われるように装着して撮影した写真がこれです。
センターGNDをND4,8,16と替えながら、最も適した濃度を探します。今回はND8でちょうど良いバランスになりました。
これで、空の星と地上の星が両立しました。

撮影データ:焦点距離20㎜
F2.8
SS25”
ISO3200
W/B AUTO

星景写真の撮り方について詳しく見る

https://www.marumi-filter.co.jp/filterabc/abcstarscape/