MARUMI|マルミ光機株式会社

FILTER NOW

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

2020.12.10

デジカメ Watch Channel

【メーカー直撃リポート】マルミ光機 角型フィルター 重ねて使うおすすめテクニック

マルミの北村が、角型実践撮影術をYouTubeで解説!

マグネットホルダーM100システムの最大の特徴は、CPLを付けたまま、100×150 GNDフィルターや、100×100 NDフィルターをケラレなく素早く脱着交換できることです。光を縦横無尽にコントロールして、様々な表現を存分にお楽しみください。
ここでは、CPL+GNC+NDを使った作例をお見せしながら、実践的な撮影術をシミュレートしてみましょう。

CPLのみ使用

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

CPL for M100のみ使用して撮影しました。青空と雲のコントラストがはっきりしましたが、青空に露出を合わせているので地面が暗く沈んでしましました。

CPL + ハードGND8

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

そこで、GNDを使って全体の露出バランスを整えます。明暗部の境界が比較的真っすぐなのでハードGNDを使います。GNDのグラデーション部分を地平線に合わせND部分が空を覆うように装着します。空と地面の露出のバランスを見ながらGND4,8,16と素早く交換しながら最適な濃度を選びます。今回はGND8がちょうど良い濃度でした。

CPL + ハードGND8 + 100×100 ND4000

角型実践撮影術①  CPL+GND+ND

さらに、100×100 ND4000をGNDに重ね付けして、スローシャッターで雲に動きを加えてみます。適正なシャッタースピードは、ND4000を付ける前の露出計のシャッタースピードを4000倍することで求めます。ND4000を付ける前は1/30″でしたので、1/30 × 4000 ≒ 120″ がほぼ適正な露出です。カメラをバルブモードに設定し、ゴーストを防ぐためしっかりハレ切りをしたうえで、120秒間シャッターを開けます。日中の長時間撮影において、ハレ切りをしてもゴーストが気になる場合は、GNDとNDの順番を逆にしてみてください。